理系のコスパ就活

理系がコスパ良く就活するための考え方・戦略について

本記事では具体的にどういった考え方・戦略で就活を進めていくとコスパ良く就活できるかを、22卒修士で理系就活していた管理人の体験談を交えながら考えていきます。

4か月で超大手消費財メーカーとコンサルから内々定もらったよ

なお、コスパの定義やそれを利用したコスパ就活について、および管理人の就活実績は下記の記事にてまとめてあります。

楽に就活を進めるためにやってきたこと【22卒理系修士×コスパ就活】「苦労しないで内定とりたい」「最短で就活を終わらせたい」って思ってる人は結構多いんじゃないかなと思います。 私もそういう風に思って...
22卒理系院生がコスパ良く就活した結果【22卒理系就活体験談】「コスパ良く就活する」 それが当サイトで何度も出てくるフレーズです。それを書いてるやつはどんな結果になったのかってことが気になるか...

コスパ就活の目指すところ

上の記事にも書きましたが、コスパ就活のコンセプトは「最小限の時間と体力で最大限の成果を得る」です

コスパの図この考え方は、超高給メーカーで有名なキーエンス社の理念である、「最小の資本で最大の利益を生み出す」に通じるところがあります。効率を重視した企業理念が各社員に浸透していることが、キーエンス社があれだけ売り上げ・利益が大きくなりその結果社員の給料も高くなった要因の1つです。

また、最大限の成果を就活に当てはめると、「自分にとって入りたい企業・職種に内定すること」になります。

縦軸が自分にとっての良い企業、真ん中あたりに自分のレベルの図

 

就職活動では、人それぞれ企業に求めるものが違うので、それぞれの良い企業が異なって当然です。

自分にとって良い企業に、時間・体力を使わずに(コスパよく)内定をもらうこと。それがコスパ就活の目指すところです。

コスパ就活における2つの重要事項

コスパよく内定を得るために必要なことは以下の2つです。

コスパ就活における軸となる2つのスタンス
  • やらなくていいことはやらない
  • 目的(内定をもらうこと)につながることを最優先する

内定をもらうために、自分がやるべきことに注力する。ただそれだけです。当たり前のことと言われればそれまでですが、この2つを徹底することが大切です。徹底できていないとそれだけコスパ悪くなります(勉強にはなるので完全に無駄だとは思いませんが)。

上記に沿って具体的にやることを書いていきます。

まずはやること・やらないことを分ける

コスパ就活では、自分がやらなくても良いことは基本的にはやらないというスタンスで就職活動をします。そのためにはまず、自分がやらなくてはならないこととそうではないことを分ける必要があります。

具体的には以下の図のような感じです。

2分割して左にやるべきこと、右にやらなくて良いことの図

やるべきこと
  • 自己分析
  • ESの作成
  • 研究概要の作成
  • TOEICやSPIの勉強
  • まとめ情報からの最低限の情報収集

これ以外のことは基本的にはやる必要はありません。特に、1からの(個別の企業の)情報収集はやらないほうが良いです。永遠にパソコンの前でネットサーフィンすることになります。そういうのは本選考の面接対策でやるくらいで十分です。

やるべきこと

自己分析を通じたESのネタ、つまりガクチカは正直自分にしか書くことができません。いかに他人と差別化できるかや、うまく伝えられるかなどが大切になります。就活の一般的なガクチカの書き方を参考にさぼらずやりましょう。ガクチカで研究について書くか迷ったら読むべき記事も置いておきます。

理系就活ー研究をガクチカで言うことについての記事(近日投稿予定)

また、研究概要もガクチカと同じく自分にしか書けません。研究概要のわかりやすい書き方も書きの記事にまとめておいておきます。

理系就活ーやってはいけない研究概要の作り方(近日投稿予定)

TOEIC・SPIは必須ではないですが、短期集中でやっておくのをおすすめします。TOEICについての解説記事は以下。

TOEIC900点越えでも就活ではあまり意味なかった話【22卒理系就活体験談】 私は22卒理系修士として就活を行っていました。その際、1つのアピールになるかと思い、TOEICで900点を超えるスコアを持って就...
TOIECのスコアをコスパ良く上げる勉強方法【TOEIC900点越え】記事のタイトル通り、2か月くらいの勉強でTOEICのスコアを700点から900点にあげました。正確には、模試で700点くらいだったのを2...

やらなくてよいこと

企業研究や業界研究をし、誰かがまとめてくれたものはネットや本にある程度は載っていて、基本的にはその程度の知識で十分です。

どういう企業があるのかを1から調べるのではなく、基本的にはまとめられた情報をまとめてインプットしましょう。

また、知らない企業を詳しく知りたいなら、Labbase などが主催している合同説明会が有益です。特に理系院生を対象とした合同説明会はあまりないので、登録して参加してみましょう。

Labbase のすゝめ【コスパ就活三種の神器その1】Labbase を軸に就職活動を行い、コスパ良く就活を進めた22卒の筆者がLabbase の魅力を語ります。 ...

そうやって時間を作り、やるべきことに時間を割く。全体としてはこれで時間と体力の削減につながります(研究室の同期でもネットで永遠と情報収集している人がいましたが、はっきり言って効率悪かったと思います)。

本選考もしくは本選考につながるインターンに申し込む

やるべきことを明確化し、それをやりながら本選考につながるインターンに申し込んでいきましょう。ワンキャリアを見れば早期選考につながるかはわかるのでチェック必須です。

ワンキャリの記事

本選考につながるインターンが元々もしくは時期的にないのであれば、本選考に申し込むしかないので、そのタイミングが来たら申し込みましょう。

外資などの通年選考している企業ではできるだけ早く出したほうが良いです。定員が埋まっていくので、早めに出しておくと、とりあえず確保しておきたい枠に入りやすくなり、内々定が出やすくなります。

たまに、就活自体は早くから始めていたけどなかなか内定が出ない人がいます。そういう人は概して本選考を受けていません。本選考を受けないと内々定がもらえないのは、サッカーでシュートを打たなければゴールが入らないことくらい自明なことです。本選考を受けましょう。

まとめ

お読みいただき分かったかもしれませんが、私が考えるコスパ就活は非常にシンプルです。

やるべきことをやり、本選考につながる行動をする。そして本選考を早くから受けて内々定をとる。

文章にすればとてもシンプルで理解はできるのに、実際にこれをやっている人はそんなに多くありません。

コスパ良く就活してさっさと内々定をとり、学生生活を充実させましょう!!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

就職活動では、「他社ではなくなぜうちの会社なのか」という質問が頻発しますが、質問している企業の人間も、「正直、今はどの会社も基本的には似たようなことをやっている」ということはわかっています。

なので、そのために時間・体力を使うくらいなら、他社に行かないで欲しいと思われるような能力を持った人間として、面接に臨むことが

 

 

ABOUT ME
りけしゅ管理人
コスパ良く就活したら4か月で数社に内定した22卒の元理系大学院生(修士)/現外資系コンサル勤務の会社員。就活体験談や研究に関する話を主に発信。